沖縄の本来の共通語といえばウチナーグチ(沖縄の言葉)。現在はテレビやラジオの普及で、かなりの人が日本国の標準語であるヤマトグチ(大和の言葉)を上手に使えるようになった。でも、しょせんは後から覚えた言葉のボキャブラリーには限界があるもの。そんなわけでウチナーグチとヤマトグチの入り混じった現代の沖縄の方言は「ウチナーヤマトグチ」と呼ばれ、なんだか中途半端なウチナーグチと、中途半端なヤマトグチの見本市状態。
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ときとして混乱を巻き起こす原因となることもある。例えば人の数え方。一般に正しいヤマトグチでは人間は「ひとり」「ふたり」と数えるが、ウチナーグチでは「1名」「2名」と数える。もちろん間違いではないが、ヤマトの人にはかなり違和感のある使用法らしい。でもこういうことは英語の11と12がなぜ「oneone」や「onetwo」じゃないのか、と英単語を覚えながら考えたことのある人なら理解できるだろう。まあ、この程度の混乱はたいしたことじゃない。なぜなら十分意味は通じるのだから。やはりいちばん困るのは同じ言葉で意味が全然違う場合。その代表選手が「〜しましょうねえ」。