相性もあるという焼き手と顧客の関係

2012.01.07

焼き手にはさまざまなタイプがいてもいい、とも言う。「お客様と焼き手の間にも、相性というものがあるのですね。鉄板焼をよく利用されるようなお客様は、席に座った瞬間、焼き手との相性を測っているようです。相性が合えば、その後、焼き手を指名されるようになり、その焼き手が休みだと、日程を変更されるお客様もいらっしゃいます」お客がカップルだと、その二人の雰囲気も察知しなくてはならないそうだ。二人だけで会話を楽しみながらというカップルもいれば、知り合って日が浅いカップルもいるからだ。

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焼き手が力を発揮するのは、後者の場合である。焼き手の言葉が二人の関係を近づけることもあるという。「こうした状況判断は年季が必要ですし、マニュアル化できません。接客の極意が求められていると言っても過言ではありませんね」こう語る二宮さんは、定番のガーリックライスを作りながら、ご飯の一部をヘラで何度も潰して薄く延ばし、ぺらぺらの煎餅をこしらえていた。二回さん自身が思いついた調理法だという。二宮さんは、それをガーリックライスの上に載せた。これまで味わったことのない、とても香ばしい締めのご飯だった。





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